書籍情報
「わかる!組込みソフトウェア技術」編著 ET教育フォーラム
出版社 株式会社アイテック
A5判 384頁 定価3,360円(本体3,200円+税)
2007年8月10日発売
待望の組込みソフトウェア技術者向けの入門書を発刊しました!
本書は、組込みの世界に取り組もうとする技術者のために、組込みシステムの概念から基礎技術までを、図解を多く用いて、わかりやすく解説しており、以下の内容となっています。
序章 組込みソフトウェア技術者へのいざない
ユビキタス社会といわれる昨今、私達の身のまわりはコンピュータを装備した機器だらけになりました。私達は特に意識することなく、IT技術の恩恵にあずかることができるようになってきました。このような社会を実現する技術が組込み技術といわれるもので、いま最も注目を浴びている技術です。本章では、組込み技術の現状を紹介するとともに、その担い手である組込みソフトウェア技術者に求められるスキルや技術者のスキル判断の指標となるJASA組込みソフトウェア技術者試験の内容について記述しています。
第1章 組込みシステム概論
本章では、組込みシステムとはどんなものなのか、どんな特徴をもっているのかなどを、簡単にまとめています。また、組込みシステムの要素やデジタル技術の基本についても紹介しており、皆さんに組込みシステムのイメージをつかんでいただければと思います。
第2章 技術要素
本章は、ETSSで求めるスキルの中の技術要素について記述しています。技術要素とは、組込みシステムを動作させる基本的な技術のことです。ETSSの分類によるプラットフォームのスキルの中で、プロセッサを中心としたハードウェア技術や基本ソフトウェア、支援機能について説明するとともに、近時非常に重要視される通信についても基本から解説しています。本章の内容は、組込みソフトウェア技術者としての中核的な知識として位置づけられる部分となります。
第3章 開発技術
本章では、組込みソフトウェアを開発するための開発手法である開発技術について説明しています。ソフトウェアの設計からプログラムミング、テストにいたる開発過程について、エントリレベル・エンジニアに必要な事項を中心として記述しました。
第4章 管理技術
組込みソフトウェアにおいては、その品質に欠陥が発生すると重大な事故や製造者の信用問題が発生することになります。このため、円滑に開発を進め、品質を保持するマネジメント技術が重要となります。本章では、このようなマネジメント技術について、簡単に解説しています。